昨年11月 千葉県福祉機器展示会に来場された我孫子のFさんから息子さんのために製作依頼された「フロアホッケー警報器」がやっとできました。
フロアホッケーはドーナツ状のパックをスティック(棒)でフロア(床)を滑らして、アイスホッケーと同じようにゴールを狙うゲームです。スティックを床より高く持ち上げると危険なので、「スティックを危険域まで持ち上げたら警告音が鳴る警報器」を作ってほしいとの依頼でした。
ブザーが鳴る警報器をスティックの手元に取り付けることにしました。構造はこうです。警告器には銅玉と電池とブザーと2つ銅線を内蔵しています。銅線と電池とブザーは導線で電気的につながっていますが、銅線同士はつながっていません。図1のようにスティックが真っ直ぐ立っているときは、銅玉はスリバチの底にあり、図2にようにスティックを水平近くまで持ち上げたときは銅玉がスリバチを転がり2つのリング状銅線の間に挟まります。このとき2つの銅線間は電気的につながり、ブザーが鳴る仕掛けです。
今月6月5日の試合で使用してもらう予定です。銅線と銅玉の接触が点接触のため、接触不良になるときもありブザーが小さく断続的なことが改善点です。使用回数とブザー音が大きく明瞭になることを期待して、電池は12V単5を採用しました。