子供頃の遊んだ「糸電話」でなく「チューブ電話」を作りました。話し手のコーン(マウスピース)と聞き手のコーン(レシーバー)の間をチューブで繋いだ電話です。
千葉県船橋のNPO法人終活支援センターの相談員さんから製作依頼の電話がありました。「コロナ対策用パーティションが邪魔して相談に来られた人と会話ができない。何か良い方法はないかと探していたらブログ欄のチューブ電話を見て、『これだ!』と思われたそうです。
チューブの中を音波が伝播するので、音波の拡散が少なく小声もハッキリ聴こえます。しかし「ウイルスがチューブの中を流れて拡散するリスク」「コーン表面に付着したウイルスで次の使用者に感染するリスク」があることに気が付きました。このリスクを解消するためにコーンにクリアファイルをカットした薄膜を貼り付けました。薄膜があるのでウイルスは遮断するが音波は伝播することができます。薄膜を固定した2段目のコーンはネジで簡単に着脱できる構造に設計変更しました。でも非常に複雑な構造になってしまいました。
次に、構造構造なシンプルにするため、紙コップの底を薄膜にするアイデアを思いつき、市販紙コップを3Dプリンターで造形したコーンに挟み込む構造を試してみました。成功です。紙コップなら使用後は使い捨てできます。
早速 船橋の終活支援センターへ発送します。
チューブは8×13スーパートム耐油サンブレーホース2mですが、もっと細くても良かったかもしれません。紙コップはダイソーで買ったペーパーカップ90mL(φ50×φ40高さ55mm)60個で110円です。