小さな自助具のリハビリ効果か?

「親小バンド」の動画3本

茨城県土浦で訪問リハビリに従事されている作業療法士のA.Iさんから親小バンドの最新動画が送られてきました。脳梗塞で麻痺が残るI.Kさんは毎日「親小バンド」を指に装着して洗濯物をたたんでおられます。また「親小バンド」を使った自主トレも毎日だそうです。その効果もあり、以下のことができるようになったそうです。

①文字がきれいに書ける

麻痺の親指と小指に親小バンドを嵌めての文字書きです。

②指の腹合わせるができる

親指と4本の指の腹合わせ(対立つまみ)はむずかしい動作だと思いますが、毎日のリハビリの効果もあり、各指を順番にできるようになられたようです。

③ファスナーが開閉できる

以前はは親小バンドを装着した状態でファスナーを開閉されていましたが、最近は親小バンドなしでも開閉できるようになられました。

親小バンドはどんなもの?

親小バンドはバネ性のあるプラスチック板の両端を親指と小指または人差し指を掛けて、麻痺の指を起こす簡単なリハビリ器具です。親小バンドのバネ板が麻痺の指を広げるげ動作を助けてくれます。麻痺の指はジャンケンのグーの形になりがちですが、小指と親指に装着すると小指と親指が広がり、残りの3本(人差し指、中指、薬指)も連動して起き上がる感じです。

板バネ(白)はバネ性の優れたポリカ―ボネイト(PC)のフィラメントを3Dプリンターで造形しています。

当初は自助具として開発しましたが、麻痺の残る利用者さんが継続して使用されたら麻痺が改善したとの連絡があり、リハビリ器具としても使用できることに気づきました。

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