ふたつのタッチペン自助具

G型とU型

指が不自由で電話やインターネットが使えなくて困っておられる方からタッチペン自助具の製作依頼が増えています。市販タッチペンは細くて握れない。腕は動くので握る部分が太ければ握れる人、指が動かいないので太くても握れない人などさまざま。

そんな人が使用できるG型とU型タッチペンを3Dプリンターで造形しています。

G型タッチペン(写真)は市販タッチペンにタマゴの大きさの握り部(グリップ)を取り付けて、握り易くしました。

G型タッチペン

U字型タッチペン(写真)はU字の形をしたプラスチック製バネ板を掌(てのひら)に挟んで手に固定します。U字バネ板はバネ性が優れたポリカ―ボネイトを使用しています。

U型タッチペン

頸椎の5番と6番を損傷され、握り部が太くてもタッチペンが握れない石巻のMさん(男性)にはU型タッチペン自助具(写真)を届けました。ところがMさんから「使えないヨ!」との電話。Mさんの掌にはU字バネが大きすぎたことが判り、小さいU字バネを再度届けたら「使える・・ありがとう」の声が聴けました。

現在 大きさの違う掌に対応できるようにSMLサイズのU型タッチペンを準備しています。

さらに ひとりでU型タッチペン自助具を装着することがむずかしい人のために、片手でタッチペンが脱着できるタッチペン保管スタンドも開発しています。

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