大阪の障害者施設のOさんから「利用者に領収書に押印する仕事をお願いしたけど印鑑を持つことがむずかしいので、その利用者さんが押印できる自助具を製作してほしい」と依頼されました。
施設の利用者さんは印鑑を手で持ち上げることが難しいそうです。
印鑑は印鑑収納ボックス内部にシリコンゴム(1.5mm)で宙刷りに収納しました。
手のひらで印鑑を押すと印鑑が下がり、離すとシリコンゴムの力で印鑑が吊り上がる機構です。
最後に、紙(領収書)が位置決めできて、かつ押印自助具本体を領収書の上空に支える木製下敷き板を追加しました。
そのOさんから先日「柔らかいシートを敷いたら、利用者さんが手のひらで領収書にきれいに押印できました! ありがとうございました」のメールが届きました。