今朝(12/26) 青森のグループホームのYさんから「足上げ君は介護ロボットですか?」の問い合わせがありました。Yさんは高齢者に喜ばれるシンプルで楽しい福祉機器を探していたら足上げ君が見つかり、「足上げ君は認知症の人にも楽しく運動してもらえそう」と好感され、電話を頂きました。「高齢者にはむずかしいデジタル機器より親しみ易くて楽しい福祉用具を求めていると思う」とのYさんの意見でした。
介護ロボットを導入した施設に町が補助金を支給される制度があるそうです。町に説明するための「介護ロボットと足上げ君に関する資料」を作ることにしました。
私は電話でYさんへ以下のような内容も話しました。
技術的なロボットの定義は、センサー(耳や目に相当する情報入手する機能)とアクチュエータ(モーターなどで手や足のように動かせる機能)があることが条件です。その意味で足上げ君はロボットではありません。ただし介護ロボットの定義は広がっているように思います。寝たきりの人を遠隔から監視する「見守り」も介護ロボットと位置付けされています。足上げ君は「見守り」などの福祉機器と一緒に、介護生活支援ロボット等展示会にたくさん出展しています。
国はロボットの普及に熱心ですが、でも介護現場ではアナログだけどシンプルな介護福祉機器も求めらていると想像して足上げ君を開発しました。「高齢者を介護する人のためには業務の負担低減につながるデジタル技術の福祉ロボット機器が必要です。一方で介護される高齢者は判り易いシンプルな福祉機器用具を求めておられいる」と思います。