指の伸展装具の開発経過

麻痺の指を起こす自助具「親小バンド」の改良を続けています。
今まで試作1号、2号を経て、現在試作3号です。

試作1号

手首からピアノ線で親指を起こす

試作2号

5本指をピアノ線で吊上げ

試作3号

プラスチックバネ板

試作3号はピアノ線ではなくプラスチック製バネ板で親指と人差し指を連結しました。手首への固定がなくなり、シンプルな構造になりました。
プラスチックバネ板は、曲げても変形し難いポリカ―ボ樹脂(PC)のフィラメントを使用して、3Dプリンターで造形しました。

下の写真は大阪のMさんが試作3号を装着されたときの写真です。Mさんから「親指と小指を連結すると、人差し指、中指、薬指もジャンケンのパーの形に誘導されて、広がる」との感想が聴けました。

試作3号は、テクノエイド協会主催の「ニーズシーズマッチング交流会(東京会場)」に出品します。交流会会場では、体験された人の感想意見を聴き、さらに改良して商品化する予定です。ご興味のある方はご来場ください。

日時:12月7日(火)と8日(水) 2日間
場所:東京都立産業貿易センター浜松町館

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